神様助けて

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家出をしてネットカフェでの暮らしを始めて、もう一ヶ月が経つ。
さすがにお金も無くなってきて、銀行の貯金も残り少ない。
このままだと寝泊りすることも難しくなるし、食べることすらできなくなるかもしれない。
生きていく為にはどうすればいいか。答えはとても簡単で、家に帰ればいいだけ。しかし、それだけは嫌だった。
ネットカフェで仲良くなった友達がいる。彼女も私と同じように家出をして、このネカフェで暮らしており、私よりも先輩だ。
日増しにやせ細って不健康になっていく私とは違い、彼女は裕福そうに見えた。
何故だろうか。
不思議に思った私は、彼女に質問をした。
「そんなに長く家出をしているのに、どうして健康そうなの?お金持ちなの?」
彼女の返事はこうだった。
「お金持ちじゃないけど、食事だけは食べさせてもらっているの。」
一体誰に食べさせてもらっているのか気になった私は、さらに質問を続けた。
「どうやって食べ物を調達しているの?」
普段の生活ならありえない質問だけど、彼女は答えてくれた。
「神様に食べさせてもらってるの。神待ちって知ってる?」
私は信心深くない。神様とかそういう偶像崇拝には興味が無い。しかし食にありつけるなら、実態の無い神にもすがりたい気持ちだった。
しかし、その神様とは、男の人のことだった。
どうやら、家出をしている女の子に食事を奢ってくれる男性のことを神と呼ぶらしく、その人の存在を求めることを神待ちと言うらしい。
彼女は、日々神待ち掲示板に書き込みをしているというのだ。

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